2025/06/03 14:12
2025年春、ついに日本の音楽界に新たな風が吹いた。
ジャンル横断型の音楽アワード「MUSIC AWARD JAPAN 2025」が初開催され、多彩な音楽作品とそのクリエイターたちが称えられた。
これまで日本には数多くの音楽賞が存在していたが、本アワードはそれらを横断する形で「楽曲」に焦点を当て、ジャンル、世代、国境を越えた音楽文化の現在地を提示するものとして誕生した。
本記事では、初開催となった「MUSIC AWARD JAPAN 2025」の全受賞結果を部門別に紹介し、それぞれの楽曲やアーティストがどのような魅力を放っているのかを読み解いていく。
この記事を読めば、心に響く名曲の数々を再発見することができるはずだ。
【総合部門】
<最優秀楽曲賞> Bling-Bang-Bang-Born / Creepy Nuts
唯一無二の高速ラップとユーモアが炸裂する、今期最大のバイラルヒット。
<最優秀アーティスト賞> Mrs. GREEN APPLE
ポップロックを軸に多彩な表現でファンを魅了し続ける稀有な存在。
<最優秀ニュー・アーティスト賞> tuki.
TikTok発の歌姫として異例のスピードで注目を集めた新星。
<最優秀アルバム賞> LOVE ALL SERVE ALL / 藤井 風
ジャンルを超えて愛と自由を奏でた、時代を映す名盤。
<最優秀アジア楽曲賞> Supernova / aespa
未来感あふれるビートと美しいコーラスが織りなす韓国発の新たなクラシック。
【楽曲カテゴリー部門】
<最優秀ジャパニーズソング賞> Bling-Bang-Bang-Born / Creepy Nuts
令和の世相をユーモアと共に切り取った、聴けば元気が湧く一曲。
<最優秀国内ロック楽曲賞> SPECIALZ / King Gnu
鋭さと壮大さを兼ね備えたロックの進化形。アニメ『呪術廻戦』主題歌としても話題に。
<最優秀国内ヒップホップ/ラップ楽曲賞> Bling-Bang-Bang-Born / Creepy Nuts
日本語ラップの可能性をさらに押し広げた代表作。
<最優秀国内R&B/コンテンポラリー楽曲賞> Automatic / 宇多田ヒカル
リリースから25周年を迎えても色褪せないR&Bの金字塔。
<最優秀国内ダンスポップ楽曲賞> Bling-Bang-Bang-Born / Creepy Nuts
踊りたくなるビートと中毒性あるフレーズでTikTokでも大流行。
<最優秀国内オルタナティブ楽曲賞> more than words / 羊文学
静けさと激情が共存する、現代の孤独に寄り添うオルタナポップ。
<最優秀国内シンガーソングライター楽曲賞> 怪獣の花唄 / Vaundy
叙情的な詞と躍動感あるメロディが融合した若き才能の証明。
<最優秀アイドルカルチャー楽曲賞> わたしの一番かわいいところ / FRUITS ZIPPER
自己肯定感を肯定する、キラキラ系ポップの新定番。
<最優秀アニメ楽曲賞> アイドル / YOASOBI
二重構造の歌詞と鮮烈なメロディが物語性を昇華させた傑作。
<最優秀演歌・歌謡曲楽曲賞> 紅の蝶 / 山内惠介
艶やかな歌声で情念を描く、正統派歌謡の極み。
<最優秀リバイバル楽曲賞> ペパーミント・ブルー / 大滝詠一
時代を超えて蘇るシティポップの名曲。
<最優秀クロスボーダー・コラボレーション楽曲賞> Feelin’ Go(o)d / 藤井 風 / A. G. Cook
日本と世界の才能が交差する、唯一無二の音宇宙。
<最優秀インストゥルメンタル楽曲賞> aruarian dance / Nujabes
世界中のビートメイカーに影響を与え続けるジャジー・ヒップホップの名作。
<最優秀ボーカロイドカルチャー楽曲賞> 千本桜 / 黒うさP
ボカロ文化の象徴とも言える、和風ロックの金字塔。
<最優秀ミュージックビデオ賞> アイドル / YOASOBI
色彩とストーリーが融合した、映像美の極致。
<最優秀ダンスパフォーマンス賞> オトナブルー / 新しい学校のリーダーズ
昭和テイストを逆手に取った独創的ダンスで世間を魅了。
<最優秀バイラル楽曲賞> Bling-Bang-Bang-Born / Creepy Nuts
一度聴いたら離れないリズムとユーモアが世界を席巻。
<ベスト・オブ・リスナーズチョイス:国内楽曲 powered by Spotify> GOAT / Number_i
YouTubeやSNSで話題を呼んだ、アイドルの新たな可能性。
【海外楽曲カテゴリー】
<Korean Popular Music特別賞> God of Music / SEVENTEEN
グループの音楽性と結束力が凝縮されたK-POPアンセム。
<Chinese Popular Music特別賞> 少管我 / 周深
繊細な歌声で心の奥を揺さぶる中国ポップの逸品。
<Thai Popular Music特別賞> ซ่อน(ไม่)หา (Ghost) / Jeff Satur
幻想的なサウンドが異国情緒を醸し出す。
<Indonesian Popular Music特別賞> Bunga Hati / Salma Salsabil
花のように美しく響く、インドネシアの新たな声。
<Vietnamese Popular Music特別賞> Tái Sinh / Tùng Dương
再生をテーマにした、濃密な情念を帯びた一曲。
<Philippine Popular Music特別賞> Raining in Manila / Lola Amour
軽快なリズムと都会的なムードが魅力のフィリピン産ポップ。
<最優秀海外ポップス楽曲賞> APT. / ROSÉ & Bruno Mars
夢のコラボが実現した、甘く洗練されたラブソング。
<最優秀海外ロック楽曲賞> feelslikeimfallinginlove / Coldplay
壮大なスケールで展開される、ロックの未来を示す曲。
<最優秀海外ヒップホップ/ラップ楽曲賞> Not Like Us / Kendrick Lamar
社会性と個性を鋭く突きつけるラップの真髄。
<最優秀海外R&B/コンテンポラリー楽曲賞> we can't be friends (wait for your love) / Ariana Grande
切なく繊細なR&Bバラードで魅了。
<最優秀海外オルタナティブ楽曲賞> BIRDS OF A FEATHER / Billie Eilish
浮遊感と静謐さの中に心のざわめきを描く名曲。
<最優秀K-Pop楽曲賞> Ditto / NewJeans
K-POP新時代の幕開けを告げる、ノスタルジックで革新的な一曲。
<ベスト・オブ・リスナーズチョイス:海外楽曲 powered by Spotify> Neva Play (feat. RM of BTS) / Megan Thee Stallion
米韓コラボによる、パワフルで多文化的なトラック。
【出典】
本記事は以下の情報をもとに構成された。
・MUSIC AWARD JAPAN 公式サイト(https://www.musicawardsjapan.com/ja/)
・各アーティスト公式リリース情報、音楽メディア報道
受賞楽曲の多くは、今なおストリーミングチャートで高順位をキープしており、その影響力の広がりは計り知れない。初開催でありながら、リスナーの声を確実に拾い上げ、文化的・産業的にも大きな意味を持った「MUSIC AWARD JAPAN 2025」。次回の開催にも大きな期待が寄せられる。
今こそ、2025年の音楽の「顔」となったこれらの楽曲を、改めて耳にしてみてほしい。それぞれの楽曲が放つエネルギーと物語が、きっと新しい発見を与えてくれるだろう。