2024/11/20 21:11

"ロックンロールの象徴"とされるローリング・ストーンズは、60年以上も音楽シーンの第一線で活躍し続け、いまもなお世界中でカリスマ的な影響力を持っている。

今回は、彼らのシンボルであるベロマークの由来や、歴代メンバー、そして人気のバンドTシャツを紹介する。


0. 目次

1. ローリング・ストーンズとは?

2.歴代のメンバー紹介

3.ベロマークの由来

4.ローリング・ストーンズの人気バンドTシャツ

5.まとめ


1. ローリング・ストーンズとは?

ローリング・ストーンズは、1962年にイギリスで結成され、ミック・ジャガー、キース・リチャーズ、ブライアン・ジョーンズらを中心にスタートしたイギリスのロックバンド。

その初期には、R&Bやブルースへの強い愛着から、多くのカバー曲を演奏し、黒人音楽に根ざしたサウンドをバンドの軸として活動していた。

1969年、結成当初の中心人物であり、多様な楽器を操ったマルチプレイヤーでもあったブライアン・ジョーンズがバンドから脱退し、その直後に27歳の若さで亡くなった。

彼の死はバンドにも大きな衝撃を与えたが、ブライアンの存在と彼の音楽性は現在のストーンズの音楽の根幹に今も残っている。


2.歴代のメンバー紹介

ローリング・ストーンズのメンバーは長い年月を経て交代があり、各時代に独特のサウンドやスタイルをもたらした。

以下に、ローリング・ストーンズの主な歴代メンバーを紹介する。


1. ミック・ジャガー (Mick Jagger) - ボーカル (1962年~現在)

バンドの顔とも言えるミック・ジャガーは、ローリング・ストーンズの結成メンバーの一人であり、カリスマ的なフロントマン。

彼の個性的なボーカルスタイルとステージパフォーマンスは、バンドの象徴となっている。作詞作曲においても中心的な役割を果たし、数々の名曲を生み出した。


2. キース・リチャーズ (Keith Richards) - ギター (1962年~現在)

結成メンバーの一人であるキース・リチャーズは、バンドのギタリストであり、ミックと共に多くの楽曲を共作してきた。

彼の独特なギタースタイルとリフは、ストーンズのサウンドの要であり、彼の影響は多くのロックギタリストに広がっている。


3. ブライアン・ジョーンズ (Brian Jones) - ギター、マルチインストゥルメンタリスト (1962年~1969年)

ブライアンはバンドの創設者であり、初期のリーダー的存在。

ギターだけでなく、ハーモニカ、サックス、シタールなど、様々な楽器を演奏し、バンドに独特な音楽的多様性をもたらした。

1969年に脱退し、その直後に若くして亡くなった。


4. ビル・ワイマン (Bill Wyman) - ベース (1962年~1993年)

結成初期から参加したベーシストであり、独特のグルーヴと安定感でリズムセクションを支えたメンバー。

彼のベースラインは多くの楽曲で重要な役割を果たし、1993年に脱退するまでバンドの一員として活躍した。


5. チャーリー・ワッツ (Charlie Watts) - ドラム (1963年~2021年)

チャーリーはクラシックなジャズドラムスタイルでバンドに参加し、その堅実でエレガントなドラミングがローリング・ストーンズのリズムの骨格を築いた。

2021年に亡くなるまで在籍。


6. ミック・テイラー (Mick Taylor) - ギター (1969年~1974年)

ブライアン・ジョーンズの後任として加入し、バンドの音楽性をさらに拡張した。

特にライブでの即興的なギタープレイで評価され、彼が在籍した期間に発表されたアルバムは高く評価されている。


7. ロニー・ウッド (Ronnie Wood) - ギター (1975年~現在)

ミック・テイラーの後を継ぎ、1975年からバンドに参加。

キース・リチャーズとの 「ギター・ウィーヴィング」(互いに音を絡ませ合うスタイル)はバンドの象徴的なサウンドとなり、現在でもストーンズの一員として活動している。


8. ダリル・ジョーンズ (Darryl Jones) - ベース (1993年~現在/サポートメンバー)

ビル・ワイマン脱退後、1993年からサポートメンバーとして参加。正式メンバーではないものの、ライブやレコーディングに欠かせない存在。

ファンクやジャズのバックグラウンドを活かし、バンドに新たなリズムをもたらしている。


3.ベロマークの由来

ローリング・ストーンズの 「ベロマーク」 ロゴは、1970年に誕生し、それ以来バンドの象徴として世界中に認知されているデザイン。

この大胆で特徴的な舌を出した口のロゴは、ローリング・ストーンズの反骨精神とエネルギーを表現し、ロック史に残るアイコン的なイメージとなった。

このロゴについて、どのようにして誕生したのか、背景や影響について紹介する。


~ベロマーク誕生の背景~

1970年、ローリング・ストーンズは既存のレコード会社から独立し、自身のレーベル 「Rolling Stones Records」 を設立。

この新しいレーベルのロゴとして、ミック・ジャガーが当時ロンドンの美術大学で学んでいた学生デザイナー、ジョン・パッシュ(John Pasche)にデザインを依頼。

ジャガーは、インドの女神カリのイメージを元にしてロゴを作りたいと考え、神話的な 「舌」 をテーマにしたデザインが誕生することとなった。


~デザインの意図~

ジョン・パッシュがデザインした 「ベロマーク」 は、ジャガーの大きな口元と彼の奔放な性格を象徴している。

舌を突き出すという行為は、「権威に反抗する」 「自由を求める」 などの意味合いを持ち、当時のストーンズの音楽や態度と共鳴するものであった。

このデザインはロックの反骨精神と独立心を示し、彼らの自由奔放なエネルギーを視覚的に表現している。


~ベロマークの影響と人気~

この 「ベロマーク」 は瞬く間にファンや音楽業界で注目を集め、ローリング・ストーンズのシンボルとして定着した。

これは単なるバンドロゴの域を超え、カルチャーアイコンとなり、Tシャツやグッズ、ポスターなど幅広いアイテムに使用された。

ストーンズのロゴを持つアイテムはファンの象徴ともなり、現在もヴィンテージ風のTシャツやアクセサリーとして人気。


~デザインの変遷~

ロゴは1971年に発表されたアルバム 『Sticky Fingers』 で初めて公式に使用され、時代と共に少しずつアレンジされながら使用され続けている。

色やディテールの調整は行われているが、基本的なデザインは変わっていない。


4.ローリング・ストーンズの人気バンドTシャツ

■ベロマーク

ローリング・ストーンズのシンボルともいえる“舌を出した唇”のロゴは、ボーカリスト、ミック・ジャガーの魅力を象徴するデザインとして、今でも多くのロックファンに愛されている。


■Sticky Fingers (アルバム)

「Sticky Fingers」 アルバムのジッパージャケットを模したデザインで、70年代のロックシーンを象徴するアイテム。

デニムジャケットやレザーと合わせて、ファンキーなスタイルに仕上げるのが定番。


■MTVコラボ (音楽番組)

ローリング・ストーンズとMTVのコラボ古着は、ロックとポップカルチャーを象徴するベロマークとMTVロゴが融合したアイコニックなデザインが特徴。

ヴィンテージ風に加工されたTシャツやスウェットシャツは、デニムや革ジャンと相性が良く、オールドスクールなロックスタイルにぴったり。


5.まとめ

ローリング・ストーンズは、ロックの精神を体現する存在である。彼らの音楽や姿勢は、時代を超えても色褪せず、多くの人に自由やインスピレーションを与えている。

彼らのバンTを着るだけでも、その一部に触れた気持ちになれるかも!?